センテナリアン

2016-11-16

日本では「百寿者」とも言いますが、100歳を超えた人のことを世界共通で「センテナリアン(Centenarian)」と呼ぶのだそうですね。正直今まで私は知らない言葉でした。おそらく「Century(センチュリー:1世紀)=100年」をもじったものなのでしょう。ちなみに110歳を超えた人は「スーパー・センテナリアン」。ここに辿り着ける人は「センテナリアン」の中の1000人に1人です。

先日NHKで大変興味深い番組があり、見入ってしまいました。100歳を超えてもお元気な方々が、なぜ健康的に長生きできるかを研究・調査したものをまとめた内容でした。人間の体内では外傷や病気の際に起こる「急性炎症」とは別に、加齢によって誰の身にも自覚症状が殆どない「慢性炎症」という状態が全身的に起こりやすくなりますが長寿で健康的に生活できている人はこの慢性炎症のレベルが極端に低く抑えられているのだそうです。

ではその慢性炎症が低く抑えられ健康長寿を実践出来ている方は何が違うのか。詳細は省きますが大きな要因として

住んでいる地域に根差したバランスの取れた食生活習慣が出来ている
活発な身体活動(運動)を日課として継続出来ている
老化を防ぐための「日々生きがいを感じる心」を持ち合わせている

の3つが挙げられていました。
これらはどれも以前から普遍的に言われ続けてきたことの延長でもあり、当たり前と言えば当たり前の要素なのですが、それぞれ細かく医学的なデータが添えられた中で詳細に語られるのを見るにつけ、改めて納得できる内容でありました。

これまで当院にも、数名の「センテナリアン」の患者様がご来院されました。また、ご通院されている期間の途中で目出度く「センテナリアン」となられた方もいらっしゃいました。100歳までいかずとも90歳を過ぎて(比較的)お元気で足腰のしっかりしたご高齢の方がご通院される際には、「なぜこれだけご高齢なのに自力で1人で歩いて来られるのか」「なぜこれだけご高齢なのに家事を自分でこなせるのか」等々に着目し、出来るだけその方々の日常生活習慣や立ち振る舞いを参考にさせて頂くべく、私の方からもいろいろ伺ってしまうことがあります。

そうしたご長寿の方々に共通しているのは規則正しく適量な食生活習慣や骨格を弱らせないための適度な運動(歩行)が自然に出来ていることなどですが、そのお人柄の部分においても大らかで好奇心旺盛、性格の明るい方が多いのも特徴といってよいものでした。やはりこれらの点は、上記の①~③とほぼ一致するものですね。

食生活と運動、心の持ち方の三要素はそれぞれ独立したものではなく、互いに結びつけて考えるべきかと思います。適度な運動(お散歩に体操、家事雑用や地域のボランティアなど)を毎日の日課として出来ていればそれに付随した食欲や正しい食生活習慣へと自然になってゆくでしょうし、そうした生活習慣の継続は生きるための前向きな心の持ち方と密接に繋がってゆくものですからね。

これからの超高齢社会を乗り切るためにはこうした形で「健康長寿」の方々をどれだけ増やしてゆくかが大きな鍵となります。おそらく100歳超えの方は今後も増加の一途を辿ることになるでしょう。健康的にお過ごしになるセンテナリアンの方々の生き方を参考にしながら、今後もこの問題を考えてゆけると良いですね。

院長:本多
(※5か月ぶりの更新となってしまいました。サボってすみません! 笑)

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