骨の強さについて

今回はトップページにも書いてある 『骨密度』 のお話です。
病院や医院でこれまでに検査を受けた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

体を構成する骨は全部で200個余りあります。それが関節を通じて組み合わさり、機能的に動かせるようにするためには1つ1つの骨が強靭でないといけません。骨は中が海綿状で細かな網を張り巡らせたような構造になっていますが、この中身の骨量の濃さを数字で現したものがいわゆる 『骨密度』 です。

よく高齢者の方に発症する 『骨粗しょう症』 は、この骨密度が骨量の旺盛な若い年代(20歳~40歳中盤)の方々の平均値から7割を切ってしまい、骨の中身がスカスカになった状態を言います。加齢そのものによる体質の変化が一番大きな原因になりますが、女性の方でホルモンバランスの変化によるものや、極端な運動不足、或いはカルシウム摂取不足などの食生活習慣も併せてこうした症状を進行させる要因となりえます。

症状が進行すると医師の処方による投薬治療が必要となりますが、あらかじめ日々の生活習慣の中で予防をしてゆくことも大切です。カルシウム・たんぱく質を多く含んだ食品の摂取、ウォーキングや転倒防止のための運動、日光浴などがその代表的な方法です。
中高年以降の足腰の関節痛や転倒した際の骨折などの原因に大きく関わる症状だけに、気になる方は日頃よりこうした予防法をぜひ心掛けてみてください。

※上記の予防法に関する具体的な方法などは、いずれ『豆知識』のページにて詳しくお伝えする予定です。しばしお待ちください。