理想の長生きとは?

昨日は敬老の日でした。今や100歳以上のご長寿の方は全国で4万人超なのだそうです。

皆さんは 『ピンピンコロリ』 という言葉があるのをご存知でしたでしょうか。私もこの一言の意味を知り、深く考える機会がありました。

要するにこれは現在の高齢化社会における、『健康的な長生きの仕方とはいったい何なのだろう?』 ということへの答えを、ズバリ端的に一言で表したものです。『いつまでも健康で(ピンピン)長生きをし、最期は長患いをせず(コロリと)大往生したい』 という願いがこめられた素晴らしい言葉ではないかと思っております。

そう、大切なことはただの長生きではなく、 『ピンピンと健康で』 長生きをすることです。80、90歳になっても足腰がしっかりしていて家事でも買い物でも何でも出来る。その上でご自分の人生に生きがいを持って楽しく過ごすことができればこれほど理想的なことはありません。それはすなわち、高齢者の方を介護等で支える周りのご家族の方々のご負担を軽減させることにも繋がるのです。

もちろんそうした 『ピンピンコロリ』 な体を黙って手に入れることは出来ません。若い頃からの摂生や体力づくりも必要です。体のどこかに痛みが出た時に、漠然と我慢してやり過ごすのではなく、積極的に治してゆく心がけも大事です。その上でストレスを溜めすぎない(=人生を心から楽しめる)環境づくりなども出来れば尚、いいのでしょうね。これからの時代は高齢化の更に上を行く、超・高齢化社会になります。いつまでも 『ピンピン』 でいられる人たちが多く暮らせる世の中であるように、私たちが果たせる役割をこれからも全うしてゆきたいと考えています。