ランニング障害について
現在、ランニングは一大ブームとなり早朝に夜間にと鮮やかなウェアで走っているランナーの方をたくさんお見かけします。それに伴い増加しているのがいわゆる 【ランニング障害】 と呼ばれる脚の故障です。
膝や足などの関節痛から周辺の筋肉、腱など軟部組織の痛みまで数多くの症状がありますが、そのほとんどに共通している原因が体の一部のゆがみやフォーム(バランス)の崩れによるものです。体力に合った適切な練習量の中で出来るだけ左右均等に正しい着地と、正しい蹴り上げで脚を動かしている分にはまだ良いのでしょうが、なんらかの要因でおかしなランニングフォーム(癖)がついてしまった時、故障を起こす確率は高まってしまいます。
迅速に治療を施し痛みを取る作業というのはもちろん必要大前提ですが、そうした悪いフォーム(癖)をどう見抜くか、そしてどのように正常な状態に修正するかが再発を防止する上でとても大切なことと考えます。そのためには脚だけでなく全身の動きを見直し、筋肉を常に柔軟にして左右の動きを対称にしていく必要があります。
人間は正常な状態で体を使えば故障は起こりません。ランニング障害からの復帰にはこうしたことを意識した上で、適切な動きを身に付けるようにしてゆきましょう。
一緒に走ってチェックすることまでは出来ませんが、問診、視診等にて気がついたことがあれば治療の中でこちらからも積極的にアドバイスさせて頂きます。そして再三書いておりますが今の時期、熱中症対策もぜひお忘れなく!
(自称ランナーの私自身は暑さを理由に最近練習をサボリ気味です 笑)