体重を落とすときには
膝や腰に痛みがある際に、お医者さんで 『もっと体重を落としなさい』 と言われるケースがあります。確かに下半身の関節が上からの加重に耐えられなくなる場合に、変形が起こったり強い痛みが発生しやすくなりますので、こうしたご指摘は適切です。
では具体的にどうしたら体重を(正確には体脂肪を)適正に落とすことが出来るのか。これに関してはなかなかお医者さんといえども詳しく指導して下さる先生が少ないのが現状ではないでしょうか。
ある程度の運動を継続することが可能であり、その上で食事制限をバランスよく行なえる人は別ですが、年齢が上がるにつれてこうした方法はなかなか難しくなってゆきます。また、長年に亘って体に染み付いた食生活習慣をガラリと改善することも大変です。
こうした場合は無理をしてイッキに体重を落とすことを考えるよりも、まず 『自分が継続して出来ることは何か』 を模索するべきと思います。激しい運動は無理でもウォーキングはOK・・・ならば、それを出来るだけ毎日行なってゆく。3食の量をこれ以上減らせられないなら、水分補給を今まで以上に増やしたり、間食をやめたり食べ方をゆっくりにして、満腹中枢を満たしてゆく・・・といった具合にです。
そうした方法を続ける中で、自然に下半身に筋力が付いたり食生活習慣に変化が出てくるものです。体質改善は1日にしてならず・・・ですが、いずれにしてもすぐに諦めず、根気よく続けてゆくことが大切と思います。