やっと長かった冬も終わりを告げ、春の到来が徐々に近づいて・・・いるのでしょうか?と疑ってしまうくらい、今年の冬は本当に寒かったですね。

例年でもこの1月~2月はギックリ腰(急性腰痛症)などを患ってしまう方が他の時期よりも多いのですが、今年に関しては当院比較でもかなり多くの方が発症されてご来院されました。

このギックリ腰、ふとしたことで急に激しい痛みが腰を襲い、動けなくなってしまう症状です。重い物を持って・・・等、ハッキリした原因で発症する場合もありますが、ほとんどの場合はイスから立ち上がった時や、顔を洗う際に前屈位をとった時など、「こんなことでこれだけの痛みになってしまうのか?」 というような簡単な理由で発症します。

何故なのか。それは立ち上がった時や前屈したこと自体が 「本当の」 痛めた理由ではなく、あくまでも発症する際の1つの 「きっかけ」 に過ぎないから・・・ということです。実際にはその何週間も何ヶ月も前から、腰を支える筋肉の過剰な緊張状態や極度の疲労といったことが徐々に積み重なり、それが体の中で溜まりに溜まった状態となって最後にドカン!と発症してしまうのですね。

人間の痛みの出し方には個人差があり、そういった筋肉の緊張や疲労の積み重ねが小さな段階から発症するケースもあれば、体が痛みを出すのを勝手に我慢してしまい、後になって大きな痛みと共に出てしまうケースもあるのです。今のような寒い季節ではこれに「冷えによる血行不良」が加わり、起床時などの体が温まってない時間帯に痛くなってしまうことが出てきてしまいます。それが発症の多さに繋がってしまうのですね。

ギックリ腰はその発生を予測することは難しいですが、日頃からよくストレッチをしたり、同じ姿勢を避けて変化に富んだ体勢を取ったり、体が冷えないように保温したり、といった予防をよく行なってゆくことが大切です。ぜひ引き続きの 「ギックリ腰注意報」 、充分にお気をつけ下さい!