皆様もよく聞く名前でしょうが 「肉ばなれ」 という症状があります。

スポーツなどで特定の筋肉に瞬発的な強い収縮力が掛かりすぎてしまったために、筋肉の一部が断裂(筋断裂)を起こしてしまうものです。一方で、断裂まではいかなくとも同じように強い収縮力で筋繊維の一部に損傷を起こすものは 「筋挫傷」 と呼ばれています。肉離れも筋挫傷も主に発生しやすいのは1つ1つの筋肉が大きく、そのぶん収縮する力も強大な、ももやふくらはぎといった下半身の筋肉です。

起こしやすい素因として、元々の柔軟性や筋力が欠如している、あるいは体の前後左右で柔軟性や筋力に明らかな差がある、といったものが挙げられます。スポーツをする以上はこうしたケガを起こさないためのストレッチや筋力維持のケアも常に行ない続ける必要があります。

受傷してしまった場合は速やかにアイシングを行ない、患部の安静を保ちます。ただし、脚の場合などは必要以上に固定方法が強すぎたり固定期間が長すぎたりすると、その後にリハビリしてスポーツ復帰するまでの期間が膨大になってしまうこともあり、細心の注意を要します。

当院でも肉ばなれでの包帯固定等はその症状の中で最小限に留めておくことにしてあります(そのぶん、松葉杖の使用をお勧めしています)。どのくらい回復したらここまで使っても良い・・・という判断はなかなか選手ご自身でも分からない部分かと思います。受傷でご来院の際は、その辺に関しても積極的にアドバイスをさせて頂きます。お気軽にお尋ねください。