長寿とは
当院には80歳代後半、或いは90歳を過ぎても杖も付かずに御一人で歩いてご通院される方も多くいらっしゃいます。
もちろん皆さん、体の何処かが痛いからこうして接骨院へとご通院されたりするのですが、その方々の大半は 『心は元気でお若い方』 ばかり。かえって私の方が治療していながら逆に元気付けてもらったり、「しっかりしなさいよ!」と叱咤激励される場面も少なくありません(笑)。
そんな元気なご長寿の方々のお体を診させて頂き、お話を伺うと、やはり共通する健康の秘訣は自由に体を動かせる足腰の強さがある程度維持できていること。そして過剰にストレスを溜め込まない穏やかな生活習慣がしっかり出来ていることのようです。
やはり長生きとは 『ただの長寿』 ではなく、 『ピンピンとお元気な長寿』 であることが理想なのは言うまでもありません。その根幹にあるのは足腰を支える骨、関節や筋肉の強さです。足腰にキチンとした力が備わっていれば、転倒を繰り返して寝たきりになってしまうことや介護の世話になる確率も自然に減ってゆきます。自由に体を動かせることでお出かけが億劫ではなくなりますので、その分、精神の安定を図ることも出来るわけです。反対に足腰が弱くなってしまうと体を動かさなくなる分だけ、内臓や心臓、脳の働きなども含め、自然に衰える早さが増してしまう事例が多くなるのだと思います。
もちろんそうした体の若々しさ、足腰の強さは黙っていても手に入れられるわけではありません。お散歩や体操など毎日一定の運動、そして逆に体が疲れている時の適度な休息等のセルフケア。そして体に変調が出た際はお早めの療養を心掛けられることが大切です(そんな時は当院もドンドンご活用して下さいね!)。
このコロナ禍で生活習慣が変化することにより、精神衛生も含めた健康状態に影響を与える点が多々あるかもしれませんが、『ピンピンとお元気なご長寿』 を目指すために、ぜひこうしたお心掛けを意識して日々の生活を送りましょう。
院長:本多